「笑い」はがんの退治役 NK(ナチュラルキラー)細胞を活性化しよう

NK細胞って聞いたことがあるでしょうか?これは、体内に病原菌や細菌が入ってきたときに、見つけ次第攻撃する、すごいパワーを自身の体に備わる免疫細胞のことなのです。この細胞の働きをよくすることで、がん細胞もどんどん退治してしまうことができるのです。

NK細胞って何?

NK細胞は、血液中を流れているリンパ球のうちの10~30パーセント程度を占めます。リンパ球は、T細胞やB細胞と呼ばれる体内の異常を見つける、攻撃をするといったチームで連携をして戦う細胞も存在しますが、NK細胞は単体で働きます。常に体内をパトロールし、見つけたあらゆる病敵、がん細胞を、単独で攻撃し、殺してしまう強力なパワーを持っているのです。例えるなら、一人で大将級の敵を狙ってどんどん殺してしまう狙撃兵といったところでしょうか。

副交感神経とNK細胞

強い免疫能力を持つNK細胞ですが、年齢が上がるともに、その数も力も衰えていきます。
また、NK細胞の数と力は、自律神経と強いかかわりがあると言われています。ストレスや、眠れないなど自律神経が緊張状態にあるときは、交感神経が優位になります。この、交感神経が優位になった状態では、NK細胞の働きが弱まってしまうのです。
逆に、副交感神経が優位になった状態、自律神経がリラックスした状態では、NK細胞の働きが活性化します。

こころの状態、笑い、感動と感謝

リラックスした状態が最大限に発揮できるのが、笑ったり、感動したり、感謝をすることです。これらの行為で、副交感神経が優位になるのです。

特に、笑いの効果はすばらしく、ストレスをどこかへ吹き飛ばしてくれます。
ある調査で、笑うことで、NK細胞が6~7倍増えたという結果も出ているほどです。お笑い番組を見た後に、NK細胞が活性化していることが確認されたというデータもあります。お笑い番組は、「低俗で馬鹿になる」というマイナスイメージを持たれてしまうこともありますが、実は、笑うことは精神的にいい影響を与えているといえます。
笑うことのほかに、物事の見かたを変えて、感謝をすることや、感動する体験をすることも、こころの健康に繋がります。
笑い、感謝、感動、すべて怒りや不満、ストレスの間逆の感情ですね。これらが、NK細胞を活性化させる状態に導くということが分かりますね。

病は気から!日々を楽しみましょう

笑いや感謝・感動など、一見すると医学と関係なさそうなことが、実はがんを予防するために大切だということが、分かりました。「病は気から」という言葉もあるように、こころの健康は体の健康でもあります。
積極的に、おもしろい笑えるものを、日常生活の中で見つけて、健康管理に役立てていきたですね。

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