ビタミンDが欠乏すると大腸がんのリスクが高まる?その予防法は?

昔からビタミンDは骨を強くする要素と言われてきました。しかし、最近はがん予防効果など、がんに関する論文が多く発表されています。例えば、ビタミンDが不足すると大腸がんの発症率が高くなるというものもあります。

しかしビタミンDはどのような食品に含まれ、どのように摂取し、その不足を防ぐのでしょうか?

今回はビタミンDと大腸がんの関係、そして、その予防方法を紹介します。

ビタミンDとがんの関係

ビタミンDは「日光のビタミン」と呼ばれる通り、日光に当たると、紫外線などにより自然に皮膚内で生成されます。そんなビタミンDのがん予防効果は、1930〜1940年代には、既に明らかになっていました。日光曝露が多いほど、皮膚がんの発症率は高まりますが、それ以外のがんの発症率は下がる結果が最近は出ています。

また、国内の論文では、日射量の少ない地域ほど、消化器系のがんでの死亡率が高いという報告もありました。

アメリカ発 ビタミンDの有用性

アメリカでは、大腸がんは3番目に発症率が高いがんとされています。米国立癌研究所(NCI)は、全米約17000人を対象に調査を行った結果、血液中のビタミンD値の高い人は、ビタミンD値が低~中度の人に比べて、約75パーセントも大腸がんの発症率が低いことがわかりました。

また、ビタミンDは大腸がんだけではなく、口腔がんや食道がん、白血病など、大腸がん以外のがんにも予防効果があると確認されています。ビタミンDは、日光だけではなく食品やサプリメントから摂取しても有効であることが分かっています。

ビタミンDを摂ろう!

さて、ビタミンDのがん予防効果がわかったところですが、どのように摂取すればいいのでしょうか?

実は、干し椎茸、キクラゲ、サケ、イワシなど、日本人になじみのある食材にビタミンDは多く含まれています。されにこれらに胡麻を加えると効果UPが期待されます。ネズミのえさに胡麻を混ぜる大腸がんの発症率を50パーセントまで押さえることが出来たという研究結果もあるほどです。胡麻は、ビタミンDの特性をしっかりとカバーしているので、効果が期待できます。ビタミンDの特性として、油に溶けると吸収されやすくなるというものがあります。

胡麻とヨーグルトで作るドレッシングや、キクラゲ、サケ、シイタケ、胡麻を具にしたビタミンD鍋などが手軽に作れて良いのではないでしょうか?

また、日光に当たることもビタミンDを皮膚内で生成するのに必要です。「サンシャインビタミン」と呼ばれ、がん予防だけではなく生活習慣病や鬱など、幅広い病気の予防効果があり、健康維持には欠かせないものとなっています。長時間日光に照らされるのは危険ですが、約10分をめどに日の光を浴びてみましょう。

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