血液検査だけで!乳がんの発見が可能に

乳がん検診というと、マンモグラフィ検診や触診をイメージされる方が多いと思います。検査のためとは言っても、なかなか煩わしい検査であることは、否めません。

しかし、アメリカでは血液検査により、乳がんの初期ステージを発見できる方法が発見されました。血液検査は、どんなメリットがあるのでしょうか?

血液検査の実用化はいつになる?

血中のさまざまな成分を調べることにより、病気の検査は行われていますが、乳がんの方法も同様に成分を調べます。
血液検査の有効性を研究したのは、アメリカのヒューストンにあるメソジスト・リサーチ機関と、ニューヨーク大学のがん機関です。検査方法の結果が発表されたのは、2013年11月のこと。現段階では、ネズミや少人数のがん患者にしか試されておらず、一般のクリニックでの受診が普及するまでは、時間がかかります。

しかし2014年初旬から、広域に及ぶ研究を展開していくと研究チームは意気込んでいます。

アメリカでの血液検査によるメリット

この検査による乳がんの早期発見が普及されれば、検査にかかる費用は、たったの1000円です。手軽な価格できる検診は、アメリカ人にとって非常に画期的なものになると思われます。アメリカの医療保険制度は、貧富の差が著しく影響しています。乳がんの治療費がとても高いのはもちろんですが、検診を受けることも高額なので、アメリカがん協会も推進していません。

現在のところ、40歳以下の女性なら、3年に一回の割合で、医者にかかった際に視触診{し しょくしん}による乳房検診を、40歳以上なら1年に一回、マンモグラフィ(乳房のレントゲン)を受けるのが理想とされています。検査にかかる費用は、3万円から30万円くらいで、プライベート保険の対象内か、またどこまで分析するかなどにより費用が違います。

そのような高額な検診料が、たった1000円になることは革命的とも言えるでしょう。

全ての女性のために・・・

一方、我が国の指針は、40歳以上の女性が、隔年毎に問診、視触診、乳房X線検査(マンモグラフィ)を受診するように勧められています。検診費用は5000円から15000円くらいですが、自治体によっては一部の負担をするところがあります。
費用はアメリカよりも安価ですが、乳房を医師に触られるなど、検査には煩わしさがあります。

がんの早期発見は、その後の治療法や闘病生活を左右する大切なものです。特に、乳がんは乳房を切除する可能性もありますので、非常にデリケートな問題もはらんでいます。

乳がん早期発見が、低費用で簡単に受けることができれば、より多くの女性が救われるようになるでしょう。

一日でも早く、このような血液検査が実用化されることを望んでやみません。

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