イギリスのワンちゃん、がんの発見にひと役買う!

あなたは犬派、それとも猫派?家族の一員にように可愛くなるペットですが、イギリスでは、ワンちゃんが飼い主のがんを発見したという驚くべきニュースがありました。
イギリスでは、1989年に犬の強い嗅覚力を利用して、がん細胞を発見させるというアイデアが発表されて以降、このプログラムを試み支持する動きが増えてきていました。
さて、一体どんな訓練をしたワンちゃんが、がんを見つけたのでしょうか?詳しくご紹介していきます。

ラブラドル犬のデイジーちゃん、ご主人のがんを見つける!

デイジーちゃんの飼い主クレア医師は、他の医師らと共に、犬の嗅覚を利用してがん細胞を発見させるプログラムを推進し、訓練を行っています。彼女は他の医師とともに、バッキンガム国民健康保険サービストラスト(Buckingham NHS Trust,)に、研究チームを作りました。ある日、訓練を受けている愛犬デイジーちゃんが、急にクレア医師の胸のあたりに飛びついて鼻を押し付けたそうです。クレア医師は、胸のあたりに異常な痛みとしこりのようなものに気づき、検査を受けましたが、結果は異常無しでした。
ところがデイジーちゃんが、何度も胸に飛びつくので、さらに検査をしたところ、乳がんを発症していることがわかりました。

どうやってワンちゃんはがんを発見するの?

クレア医師が、子犬だったデイジーちゃんに訓練を始めたのは、2009年でした。今では研究チームの主要な探知犬にまで成長し、がんを探知するのには、患者の息、肌、尿のにおいを嗅いで行っています。クレア医師は、「日によって結果が違うこともあるけど、がん細胞を当てる確率は76%です。」と述べています。
デイジーちゃんのように匂いでがんの発見する犬は、「パターン認識バイオセンサー」として訓練を受けています。イギリスでは、がん発見探知犬の数は増えていますが、他の医師はどのような見解を持っているのか、次の章で見てみましょう。

他の医師の意見やワンちゃんの活躍は?

20年以上かけて乳がんの治療に携わってきている医師は、最初は懐疑的だったものの、センターを訪れてから、データが正確であることや、クレア医師の熱意に感心し、概ね賛成の意見をもつようになったそう。しかし、そのような医師がいる一方で、慎重な意見を持つ医療関係者もいることも事実です。
一方で、北イタリアでは、すでにイギリスで訓練を受けたワンちゃん2匹が、医療の現場で活躍しています。医者の診断の結論のつかない症状を持つ患者に対して、生体を傷つけ、不快な検査をする必要があるかどうかを見極める際に、ワンちゃんが手伝っているそうです。

これからの動向と日本での展開は?

探知犬の育成に情熱を傾けるクレア医師ですが、NHSに犬を紹介することに対して限界があることを認めています。彼女は、全ての患者に犬を紹介することは不可能と考えています。しかし、少なくとも人間では見えない細胞を見つけることができ、犬自身も楽しんで訓練を受けているという事実があります。さらに、犬の嗅覚は、がん探知の他にも、アレルギーの検査など医療現場で役立っているという事実もあります。

日本では、医療現場での犬の活躍の話は耳にしたことがありません。100%ではなくても、動物の能力が、がんなどの医療に役立つのなら、研究や訓練の負担があっても始めてみる価値はあるかもしれませんね。

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