超高濃度ビタミンC点滴の抗がん効果

アンチエイジングにも効果絶大な「超高濃度ビタミンC点滴」をご存知でしょうか。実は、がんにも大きな効果があるのです。今回は超高濃度ビタミンC点滴の効果とそのポイントについてみていきましょう。

ビタミンCサプリメントと点滴の違い

ビタミンCはサプリメントとしても、非常に人気が高いものであり、今やコンビニエンスストアでも手に入れることができます。しかし、サプリメントと点滴、同じビタミンC取得ですが、実は大きな違いがあるのです。それは、摂りすぎたビタミンCは体外へ排出されるという、ヒトの体の仕組みに大きく関係しています。

サプリメントでは、取得をしたビタミンCが一定の濃度以上になる前に排出されてしまいます。一方、点滴のように、血管からビタミンCを取得すると、一定濃度以上のビタミンCを血液内にめぐらせることができるのです。血管から大量のビタミンCを摂取すると、細胞の周囲に滲みだしたビタミンC自らが酸化し、過酸化水素という物質を生み出します。過酸化水素は、「カタラーゼ」と呼ばれる過酸化水素水を代謝する酵素をほとんど持たない、がん細胞だけを攻撃します。そのため、がんの治療に効果的に活用できるのです。

35年以上も前から注目されていたビタミンC

実は、1976年には、ノーベル賞科学・平和賞を受賞したアメリカ人のライナス・ボーリング博士が、がんとビタミンCとの関係の論文を発表しています。ここでは、治療不可能と言われた進行がん患者100人に、毎日10グラムのビタミンCを投与して、ビタミンCを投与していない患者1000人との生存日数を比較しました。その結果、最終的には、ビタミンCを投与されている患者は、そうでない患者に比べて300日以上長く生存したというものでした。しかし残念ながら、この結果は、旧勢力の反発により闇に葬られてしまったのです。

再び、ビタミンCに脚光が当たったのが、1997年のことでした。アメリカのヒュー・リオルダン博士が出した論文がキッカケです。がん細胞へビタミンCを加えていく実験では、ビタミンCの濃度が高くなればなるほど、がん細胞がどんどん死滅するという結果が出ました。がん細胞が死滅するために必要なビタミンC濃度は、約400ミリ/デシリットルだったそうです。このことから、がん死滅のためには高い濃度のビタミンCが必要であることがわかります。

超高濃度ビタミンC点滴は、従来の治療効果を強力サポート

外科治療では、術後に体力がない患者さんは合併症を引き起こす恐れがあります。また、放射線治療でも、正常な細胞も攻撃してしまうため、これも体力がない患者さんにとっては、負担が大きいものです。このような患者さんの免疫力低下をサポートすることができるのが、超高濃度ビタミンC点滴です。一定の濃度以上の点滴は、抗ウィルス機能もあり風邪などを防止します。また、疲労回復効果もあり、正常細胞の代謝を正常にしていき、そのことにより体力を回復するのが早くなると考えられます。

一番の利点は、抗がん剤との併用です。抗がん剤は長く使用することにより、抗がん剤が効かなくなることがあります。また、抗がん剤が効かないがん細胞などが発生してくることもあります。その欠点を補うことができるのが超高濃度ビタミンC点滴です。新たにできるがんを死滅させるうえ、副作用がなく、正常な細胞の免疫力を高めることができるため、自然に病気に強い体づくりをしていくことができるのです。

ビタミンC点滴との上手な付き合い方

さて、このように非常に効果の高い超高濃度ビタミンC点滴療法ですが、実は、G6PDや肝不全、むくみなどがある方は、貧血などを引き起こす可能性があります。そのため、ビタミンC点滴を行う場合は、事前に検査を受ける必要があります。

また、超高濃度ビタミンC点滴は、2週間に1回程度と定期的に行い、20回以上など回数を重ねることで、より効果が出ると言われています。短期間での即効性を期待するのは、難しいかもしれませんが、長期的に体内の免疫力を高め、がんに対する抵抗力を高めることができると考えられます。補助的な治療として取り入れることを考えたいですね。

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