がんを早期発見するために知っておきたい4つの体の変化

がんは早期発見すればするほど、治る確率も高く、治療期間も短くてすみます。普段、見過ごしてしまっている何気ないことが、がんの初期症状のサインである場合があります。自分の体調の変化を気づくことができるのは、自分自身です。普段の生活の中で気を付けたい、4つの体の変化についてまとめます。

1. 出血する

どの種類のがんにも共通して言える症状の一つが、出血です。がんは、成長するために、他の細胞に比べて大量の酸素やエネルギーを必要とするため、「新生血管」と呼ばれる新しい血管を多く作り、血流を引き込みます。この新生血管は、非常に薄いため、すぐに切れてしまいます。これが、出血の原因です。

肺や気管支にできたがんの場合は、痰に血が混ざります。大腸にできたがんの場合は、便に血が混ざります。このように、がんができる機関に関連するところで出血がみられますので、要注意です。

2. 管が詰まる症状―黄疸や腸閉塞など

もうひとつ、どのがんにも共通して発生するのが、管が詰まる症状です。がん細胞は、増殖する「かたまり状態
になってきます。この固まったものが大きくなると、臓器の分泌口をふさいでしまうことがあります。

例えば、大腸が詰まったら便が詰まってしまう、膀胱が詰まったら、膀胱から尿がうまく流れなくなるということがあります。皮膚が黄色くなる黄疸、腸閉塞などがあります。なお、大腸や膀胱にできた場合、老廃物が排出されないため、顔色がどす黒く変わってきます。

3.体重が減少する

がん細胞は、ほかの細胞に比べてエネルギーを消費します。また、がん細胞があることにより、食欲が軽減してしまうこともあります。特に食事制限やダイエットをしていないのに、1か月~2か月間の間に、全体重の10~15パーセント以上の体重が減ってしまった場合は、注意が必要です。
さらに、肝臓や肺などがんが大きくなっても、臨床的なケースが出ないケースでは、顕著な体重減少をきっかけにして、いろいろと調べてみると、がんが見つかることがあります。心配のしすぎもよくありませんが、不可思議な体重減少があった場合には、一度検査を受けてみましょう。

4.出来物や、しこりがある

皮膚の中にできる、「かたまり」が、がんの初期症状であることもあります。
有名なのは、乳がんですね。乳がんは、しこりがあるかどうか触って確かめることで、発見されるがんです。周囲と明らかに手触りが違うなど、異常を感じた場合は、医師に相談をしたほうがいいでしょう。

また、甲状腺がんは、前頸部の腫れとして発見されて、触診した際に、がんとして発見されることがあります。また、リンパの腫れなどによって、引き起こされる首筋や足の付け根のしこりなどもあります。これらは、通常は問題ありませんが、長引く場合、または、どんどん大きくなってくる場合は、これも医師に相談をするようにしたほうがいいでしょう。

気になったら、まずは検診を!

日本人は、「我慢強いことが美徳だ」という文化背景もあり、日常生活上で見られた軽い体調不良などは、我慢して仕事、勉強などに打ち込んでしまうことが多いのではないでしょうか。

しかし、見過ごしがちな小さな体の変化が、実はがんの初期症状だったということもあります。体の不調に耳を傾けて、少し気になることがあれば検査に向かうという、気持ちを持って日々を過ごしてみては、いかがでしょうか?