コーヒーは、がん予防によい?

何かと刺激が強いイメージのコーヒーですが、実はがん予防の効果があるのはご存知でしょうか?普段、私たちがしている呼吸。この呼吸で取り入れた酸素の約1~2%が、体を酸化させる働きのある活性酵素になってしまうのです。その活性酵素による酸化から体を守ることが、有力ながん予防に繋がります。

実はコーヒーには、その活性酵素を抑えて発がん物質を防ぐ成分が含まれているのです。
今回はコーヒーの摂取がどのようにがん予防になるのか、コーヒーでの効果的ながん予防の方法などを紹介します。

コーヒーによりがん発症率は半分に?!

コーヒーは、がんや糖尿病や動脈硬化などの予防に有効だと言われています。特にがんの発症率を低下させる働きが多く報告されています。例えば、厚生労働省の研究班による調査により、コーヒーをほとんど飲まない人に比べて、ほぼ毎日飲む人の方が、男女とも肝臓がんの発症率が半分になったそうです。

さらに、1日に5杯以上飲む人は、肝臓がんの発症率は低くなり、4分の1にまで低下させることがわかりました。また愛知県がんセンターの疫学調査では、1日あたり3杯以上飲用している人の胃がんの発症率は半分までに低下する結果が出ました。

抗酸化成分”クロロゲン酸”とは?

では、コーヒーが、なぜ、がん予防につながるのでしょうか?実は、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が、がん予防の働きをしています。クロロゲン酸はポリフェノールの一種です。コーヒーの褐色や香ばしい香りや酸味、これがクロロゲン酸の正体。コーヒーのポリフェノールの量は、緑茶の2倍。つまりそれだけ多くクロロゲン酸がコーヒーには含まれています。

クロロゲン酸の働きとして、発がん物質のニトロソアミンを抑えます。また、体内にある過酸化水素やヒドロキシラジカルなどの活性酵素を消去し、酸化から体を守ります。そして、その酸化予防と発がん物質の抑制が、がん予防に繋がるのです。

コーヒーの種類と注意点とは?

このクロロゲン酸はコーヒー豆が焙煎されるときにその多くが失われてしまいます。そのため、浅煎りの豆を選び80度ほどの低温で煎れるとクロロゲン酸を多く抽出するとこができます。また、インスタントコーヒーにも浅煎りの豆はよく使用されているので、インスタントコーヒーでも充分にクロロゲン酸は摂取できます。

一方で、コーヒーの過剰摂取は、胃に負担をかけたり、不眠や膀胱炎など他の病気を発症させたりする危険がありますので、気をつけましょう。また、研究結果の多くは喫煙しない場合で調査したものですので、併せて禁煙にも取り組むことをお勧めします。

健康のための一杯を

いかがでしたか?まさか、身近な飲み物のコーヒーに、こんな作用があったなんて驚きですね。次にコーヒーを飲むときや選ぶとき、がん予防になる”クロロゲン酸”のことを意識して飲んでみてはいかがでしょうか?今までコーヒーを全く飲む習慣がなかった人は、がん予防のために朝に1杯から始めてください。

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