サプリメントは摂れば摂るほどいいの?

働き盛りで、気軽に休暇を取れない方々の中には、「疲れた」「体がすきっとしない」といった体の不調を感じている方も多いでしょう。健康志向の高まりの昨今、栄養ドリンクやサプリメントを積極的に摂って「元気回復!」と思っていらっしゃるかもしれませんね。でも、ちょっと待って。その前にちょっと注意を! サプリメントも気をつけた方がいい点があるのですよ。

食生活からくる現代の栄養不足

飽食の時代といわれ、食卓やコンビニにはいろいろな種類の食品が並んでいます。この時代に、栄養不足とはどういうことでしょうか?

現代人はしっかり食事を食べているように見えても、実はとても偏りがちで、特定の栄養素が不足していることも多いのです。例えば、外食中心の食生活では、炭水化物や脂肪が多くなり、他の必要な栄養素が不足しがちになります。また、女性では無理なダイエットから、栄養不足になりがちです。

人の体には、タンパク質、脂肪、炭水化物の三大栄養素だけでなく、ミネラル、ビタミン、食物繊維も必要不可欠です。偏った食事はこれらの必要な栄養素の不足を招きます。その結果、体は元気に見えても肌に元気がなく、病気ではないのにいつも疲れた感じが続いたり、なんとなく体がおかしいと感じたりすることが続くということになります。

サプリメントとは

一般には「サプリ」ともいわれていますが、正確には「ダイエタリー サプリメント」といいます。錠剤やカプセルとしてよく見かけますが、薬ではなく、食品の分類に入ります。

薬は、薬事法という法律にしたがって厚生労働省の厳しい検査を合格したものをいい、医師の処方箋や薬局でないと買えません。一方、サプリメントはそうではないため、簡単に購入することが出来ます。

サプリメントは、栄養バランスのよい食事をとることが困難なときに、不足した必要な栄養素を補うためのものです。その効果は、栄養不足のせいで損なわれている体の機能を高めて、さまざまな体の不調を整え、病気を未然に防いでくれることにあります。つまり疾病を治癒するものではなく、健康をサポートするものなのです。ですから、本当にバランスのとれた食事を毎日摂ることができれば、必要のないものであるといえるでしょう。

サプリメントの摂り過ぎは逆効果

体の不調を調整してくれるといっても、サプリメントをむやみやたらに飲めばいいというものではありません。サプリメントは栄養補助食品、健康補助食品などと記載されていることが多いので、健康に良さそうに聞こえますが、その効果はさまざまです。全く効果がないかもしれませんし、人体に悪影響を及ぼす加工成分が入っていることがあるかもしれません。実際に自己判断でサプリメントを過剰摂取し、アレルギー、肝臓障害、腎臓障害を来たし、重篤な症状に陥った方もいます。常用薬のある方は、飲み合わせも問題となることがあります。それぞれのサプリメントの成分をしっかり見極め、場合によっては主治医に相談する必要があることを忘れないようにしましょう。

いろいろなサプリメント

不足しがちな栄養を補う代表的なサプリメントをあげておきます。

1.「ビタミンB2」脂肪を分解する働きがあり、ダイエットや美容効果が期待されています。

2.「ビタミンA」肌や目の健康をサポートする働きがあります。

3.「ビタミンC」コラーゲンの生成に関与し、美肌や美白のために飲まれています。

4.「ラクトフェリン」免疫力を高め、抗菌抗酸化作用が期待されています。

5.「L-カルニチン」脂肪燃焼を促進させます。

6.「コエンザイムQ10」抗酸化作用で、細胞をダメージから守ります。

7.「クエン酸」疲労回復と美容にはたらきます。

8.「カテキン」抗酸化作用とともに体脂肪の減少さが期待でき、ダイエットのために飲まれています。

9.「イソフラボン」女性ホルモンのバランスを整える働きがあり、更年期障害に役立ちます。

10.「DHA」脳の活性化、中性脂肪を下げるはたらきがあります。

サプリメントと生活上の注意

サプリメントは上手に利用すれば、美容や健康を維持してくれるすばらしい効果があります。しかし、サプリメントの乱用には注意が必要。その前に、食生活の見直しが大切であることは言うまでもありません。サプリメントの活用は決して悪いことではありませんが、頼りすぎないようにしましょう。