歩くように走る「スロージョギング」 健康への4つの効果

歩くようにゆっくり走る「スロージョギング」をご存知ですか? 無理なく続けられ、ダイエットや生活習慣病改善の効果も期待できるため、今注目を集めている運動法です。

長く続けていくと基礎体力もつき、免疫力もアップするといわれています。そのため、がん予防に役立つと期待されているようです。そんなスロージョギングの特徴やメリット、走り方をみていきましょう。

今注目を集める「スロージョギング」とは?

「スロージョギング」とは、歩くくらいのスピードでゆっくり走ることです。息切れしない程度のペースで楽に体を動かせばよいので、疲れを感じにくいのが特徴です。これまで数々の運動にトライしたものの、すべて三日坊主になってしまった…という人にも続けやすい走法と言えるでしょう。

人間の筋肉には、瞬発力のある「速筋」と、持久力のある「遅筋」があります。スロージョギングはこの「遅筋」だけを使うため、持久力が発揮され、長い時間走り続けることができるのです。平均的な40代の場合、時速4~5キロ以下なら、速筋を使わずに遅筋だけで走ることも可能です。

このようにスローなペースでも、消費エネルギーはウォーキングの1.6~2倍ともいわれ、健康上の効果が期待できます。

健康上もたらされるメリットは?

ゆっくり走れるのが魅力のスロージョギングですが、私たちの健康に次のような効果をもたらすといわれています。

• 基礎体力アップ
続けていくと体が疲れにくくなります。階段の上り下りが楽に感じられるようになってくるでしょう。

• ダイエット効果、生活習慣病の改善
効率よく糖や脂肪を消費するため、ダイエットの効果が表れます。血糖や血圧を下げるのにも効果的なので、生活習慣病の改善にもつながります。メタボ対策にもなるでしょう。

• がん予防
持久力を高める運動は免疫力が高まります。そのため、がん予防にも良いと考えられています。

• 脳の活性化
脳の血流量が増え、脳の働きが活発になることがわかってきました。認知症の予防に役立つのではと期待されています。

では、実際どのように走ればこのような効果が期待できるのでしょうか。

スロージョギングにおける走り方のポイント

スロージョギングを無理なく楽しみながら、健康上のメリットを得るためには、次のような走り方をするとよいでしょう。

時間・ペース
・1回15~60分くらい (10分×3回など分けてもOK)
・1週間に3回くらい行うと効果が出てきやすい
・初心者は時速4~5キロで (1秒間に2歩くらいが目安)

姿勢、体の動かし方
・肩の力を抜き、口を軽く開けて自然に呼吸
・あごを上げて目線を遠くに(背筋が伸びて、足が上がりやすくなる)
・足の付け根(中足骨)で着地(ひざと腰に負担がかかりにくい)
・歩幅は足のサイズの半分から(スピードが出すぎるのを防止できる)
・腕を自然に振る(ひじの角度は90度くらい)

スロージョギングでは「楽に走る」ことが大切です。笑顔で走れるかどうかは良い目安になります。顔が笑ってないなと思ったら、ペースを見直しましょう。負担に感じない走り方をつかみ、できるだけ継続するようにし、健康な体作りに役立てましょう。スローであっても「走る」という運動なので、健康に不安のある方は、始める前に医師に相談されることをおすすめします。