がんの自覚症状、こんな症状には要注意!

がんが恐いと言われる理由のひとつに、がんの初期には症状がほとんどないということがあげられます。なぜ無症状なのかといいますと、がん細胞自体には痛みがないからです。がん化した細胞が、周りの臓器や組織を圧迫したり、侵食したりすることにより、ようやく痛みや出血という症状が出てきます。がんが進行するにつれ、強い痛みなどの、さらなる自覚症状が出てきますが、そうなってからでは、治療が「手遅れ」になるケースもあります。
そのようなことにならないように、日頃から自分の体には注意を払い、ほんの少しでも違和感をおぼえたら、早めに検査を受けることが大切です。

がんの疑いのある自覚症状

出血、しこり、リンパ節の腫れ、神経の痛みや筋力の低下、咳などの呼吸器の症状、下痢や便秘を繰り返すなどの症状が2週間以上続いたら、がんの疑いがあるかもしれません。これらが必ずがんであるとは断定はできませんが、病院で詳しく検査を受ける必要があります。早期に発見すれば、悪化や再発リスクが下がるがんもあるので、すぐに行動を起こすことが大切です。
では、様々な自覚症状から疑われる、がんや病気について詳しく見ていきましょう。次のような体調の異変が出たら要注意です。

部位ごとの自覚症状と疾患の疑い

慢性胃炎・胃潰瘍・胃がん・脾臓・脾臓疾患
胃の具合が悪い、悪心(吐き気)、嘔吐、胸焼け、食欲不振、食べ物の好みの変化、短日時の体重減少などの自覚症状、また上腹部痛、黄疸など。

子宮がん・女性生殖器がん
おりものが多い、または悪臭や褐色、不正出血など。

乳がん
外側上部の乳房にしこり。

咽頭がん・喉頭がん・食道がん
食べ物を飲み込むときにつかえたり、痛みがあったりする。

大腸がん
便に血液や粘液が混じる、多量の出血、下痢、便が細かったり、悪臭があったりする。

気管支炎・気道炎・肺がん
咳が長引く、痰に血が混じったり、悪臭がある、胸の痛みがある。

ポリープ・咽頭がん
声がかすれる。

舌がん・皮膚がん
舌や皮膚に治りにくい、潰瘍(ただれ)・疼痛がある。

腎臓がん・膀胱がん・前立腺がん・前立腺肥大・結石の疑い
尿の出が悪い、尿に血が混じる。

体調の異変を見逃さない

がん細胞が増殖し始めると、体調不良や、不快感などがおこります。それらが長く続いても、がんに気づかず放置してしまうと、急に体重が減ったり、異常な疲労感が出たりなどしてきます。このような全身の症状が出てきてからの受診では、がんが進行している可能性が非常に高くなります。まさに、冒頭でお話ししたとおり、「手遅れ」という最悪のケースになってしまうこともあります。
そのような、最悪のケースを避けるためには、早期発見と早期の治療が肝心です。常日頃から自分の体の変化には敏感になり、体調の異変を見逃さないことが重要です。今回紹介したような症状がある人は、早めに医師の診察を受けるように心がけてください。